頭痛について

 頭痛はとてもありふれた症状ですが、恐ろしい病気が隠れていることがあります。急性の頭痛で代表的なくも膜下出血・脳出血や脳血管の解離は、MRIで診断できます。急性期の脳卒中の場合当院では応急処置を行い、総合病院への迅速な搬送紹介を行います。脳卒中に限らず、原因が同定可能なものが二次性頭痛ですが、原因を同定することは実は専門医でもとても難しいのです。

 慢性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが代表的です。市販薬でごまかしたり、適切に治療を受けられていない方が見受けられます。鎮痛薬の常用は新たな頭痛の引き金になります。漢方薬や、抗てんかん薬、抗不整脈薬などが、予防に有効なこともあり、専門医として適切に対処します。

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脳卒中

 脳卒中は、1970年代までは死因の第1位を占めていました。現在は第4位となりましたが、寝たきりの原因の1位にとどまるとても重要な国民病です。

 脳の血管が詰まる脳梗塞、細い血管が切れる脳内出血、太い動脈のまたにできる動脈瘤が破れて重篤になりやすいくも膜下出血の3つが代表的な脳卒中です。心臓からすべての血管はつながっており、全身をめぐる血管の病気です。脳卒中の方には、他の血管の病気(心筋梗塞や末梢血管障害)を合併することも多いのです。高血圧や糖尿病、高コレステロール血症などは、脳卒中の危険因子でもあり、脳卒中の方が合併しやすい疾患でもあります。さらに、喫煙や肥満、飲酒といった生活習慣による血管の老化が隠れていますから、脳卒中は繰り返しやすいという特徴があります。

​ 脳卒中は一度かかると、障害が残ったり寝たきりになって、リハビリを頑張っても完全には元には戻りにくいです。脳卒中にならないための予防、脳卒中を繰り返さないための予防がとても大切です。高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理は、一生続ける必要があるでしょう。

 脳卒中がひとたび起こったとしたら、Time is Brain 時間がいのちという言葉があります。どの病型の脳卒中も、迅速な診断と、適切な処置が分単位で求められます。”顔が曲がる・腕が動かない・しゃべりにくい”のどれかを認めたら、時間がいのち、救急車を呼びましょう。

 救急車で緊急手術ができる病院に運ぶことが一番大事です。でももし家族の方が当院に運ばれたとしたら、迅速な診断と迅速な処置を、できる範囲で行います。

安心してください、そのためのトレーニングを普段行っています。 

てんかん

 てんかんの大きな誤解は、てんかんが遺伝性の病気ということです。ほかの多くの疾患と同じように、遺伝性のてんかんもないわけではありませんが、ほとんど大部分のてんかんは、遺伝性ではありません。てんかん自体は、有病率1%といわれており、脳卒中よりありふれた疾患です。泡を吹いて倒れるのばかりが、てんかんではありません。ボーっとしている。反応が鈍くなる、ふるえないてんかんも多いのです。じつは高齢者にてんかんが増えています。外傷、感染、脳卒中などによって脳に何らかの傷がついた場合にはてんかんはだれにでも起こりえます。

 てんかんに対する治療も、日進月歩です。てんかんの治療の基本は薬物療法ですが、最近、2000年以降、副作用の少ない新規抗てんかん薬が続々と認可されています。さらには日本では遅れていたてんかんの外科も行う施設が増えてきており、治療法の選択が増えています。当院では大学をはじめとする専門病院と連携して、より良いてんかん治療を行っていきます。

​認知症

 認知症はだれでもが避けて通れない神経の病気です。自らが認知症になるばかりではなく、身近な人が認知症となります。社会生活を送る限り、認知症のひととかかわりあう必要が出てきています。定義に従えば、認知症は日常生活に支障があるものといわれています。ただ単に病理学や画像診断だけでは認知症は診断できません。社会とのかかわりが決定的な意味を持つ疾患であることを認識する必要があります。

 高齢化社会で認知症の方が増えているのは間違いありません。しかし、社会の寛容性が乏しくなって、認知症のかたの生活が難しくなっている側面もあるでしょう。医療が認知症の方や、家族にできることは実は多くありません。介護保険は認知症の方や家族の方の手助けになっているでしょうか。昔を思えば、その答えはイエスですが、現実に直面したときに、まだまだ不十分な面が見受けられます。日本は高齢化社会の最先端に躍り出ました。福祉国家を作り上げた北欧の事例を参考にしながら、日本にあった、高齢者、認知症の医療・福祉を我々はになっていかねばなりません。

 当院では、認知症予防・早期診断・早期介入を心がけております。物忘れの心配から、専門的治療まで、幅広く認知症に対応していきたいと思っています。

​片側顔面けいれん

 片側顔面けいれんは中年の女性に多く見られる疾患で、不随意(意図しない)運動が繰り返し発作的に起こる病気です。まぶた周囲のけいれんで発症し、次第に悪化し、口の周囲に進展します。眼輪筋や口輪筋の運動(まばたき、口すぼめ)の繰り返しや精神的緊張でけいれんは悪化する傾向にあります。けいれんに一致した耳雑音を伴うこともあります。時に軽度の顔面神経麻痺を伴うこともあります。初期を除いて寛解期はなく、確実に有効な内服薬剤もありません。

 顔面筋へのボツリヌス毒素の注射が、3か月程度けいれんの終息をもたらします。現在では特に高齢者の方には、この治療法を第一選択としております。

 顔面けいれんの原因としては、頭蓋内で顔面神経やその出口において細い血管による圧迫が考えられています。開頭手術でこの血管圧迫を解除することにより、かなりの高い確率で良好な治療効果が得られます。若年者の方、完治を望む方、3か月に1回の注射が不便と思われる方には、脳神経外科での手術的治療をお勧めしています。8割以上の方が完治します。

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